冷蔵庫からケースを取り出します。次に、ケースを開封してオートインジェクターを取り出します。
オートインジェクターを室温で、平らな場所に少なくとも30分置きます。置き忘れに注意してください。
オートインジェクターを電子レンジなどで温めないでください。
オートインジェクターを振らないでください。
オートインジェクターを冷凍しないでください。
お子さまの手が届かない場所に置いてください。
オートインジェクターの背面に記載されている使用期限を確認します。
使用期限が切れている場合は、使用しないでください。
キャップに貼られているセーフティシールが破れていないことを確認します。
シールが破れている場合は、使用しないでください。
これらにあてはまる場合は、医師または薬剤師、医療機関にご連絡ください。
自己注射準備マットをしき、イラストの上に自己注射に使用する備品一式を並べてください。
冷蔵庫から取り出して30分程が経過したら、確認窓から薬液を確認します。
薬液は無色もしくは淡黄色で、白色または透明の微粒子を含む場合があります。
気泡が認められることがありますが、正常な状態です。
薬液が濁っていたり、変色していたり、異物がある場合には注射しないでください。医師または薬剤師、医療機関に連絡して、代わりのオートインジェクターを受け取ってください。
下腹部に注射する場合は、おへその周り5cm内には注射しないでください。
太ももの前部への注射は、皮下脂肪が少ない(痩せた)患者さんの場合では避けてください。
腕(上腕部)には注射しないでください。
皮下脂肪の薄い部位は避け、皮下に注射が可能となる部位をお選びください。
皮下脂肪が少ない(痩せた)患者さんの場合は、下腹部へ注射してください。皮下脂肪の薄い部位への注射により、注射針先端が骨などの固い組織に接触して針先の曲がりが生じ、針が抜けにくくなる事例が報告されています。関節や骨などの固い組織から離れている部位に投与してください。押して痛みを感じる部位、あざ、赤くなっている部位や硬い、厚い部位、またはうろこ状になった皮膚には注射しないでください。傷痕または皮膚線条(肉割れ)がある皮膚にも注射しないでください。同じ箇所に繰り返し注射しないでください。
手を石鹸と流水でよく洗いましょう。
清潔なタオルで手をふいてください。
アルコール消毒綿で注射部位をふいて、
乾燥するまで待ちます。
消毒した後は、注射部位に触れたり、風をあてたり、 息を吹きかけたりしないでください。