治療を始める前に
シンポニー®の治療を始める前に、以下の様な問診・検査を行います。これらは、副作用などを防ぎ、より安全に治療を続けていくために重要です。
治療開始前に行われる問診・検査
- ●問診(感染症、悪性腫瘍、アレルギー歴があるか、など)
- ●血液検査(白血球数、リンパ球数、肝炎ウイルス、β-Dグルカンなど)
- ●結核スクリーニング検査(結核や呼吸器疾患の有無)
- 胸部X線検査、インターフェロンγ遊離試験またはツベルクリン反応検査(必要に応じて胸部CT検査)
主な問診内容
● 以下の病気にかかったことのある方は、医師にお申し出ください。
シンポニー®の治療が受けられない場合があります。
以下の点についてご確認ください。
● 妊婦または妊娠している可能性のある方は、医師にお申し出ください。
● シンポニー®の治療中は授乳をすることができません。授乳中の方は授乳を中止してください。
● これまでに生物学的製剤の投与を受けたことのある方は、医師にお申し出ください。
治療中に注意すること
日常生活上の注意
シンポニー
®の治療中に異変を感じた場合は、すみやかに医師または看護師に連絡してください。
特に以下のような症状があらわれた場合は、すぐにご連絡ください。
- ●風邪っぽい、寒気がする、熱がある、咳、痰を伴う咳が出る。(特に持続する咳、発熱など)
- ●嘔吐、下痢をする、息切れをする、胸が痛む
- ●疲れやすく、だるい、脱力する
- ●発疹が出た、皮膚にかゆみがある、熱をもって腫れる
- ●口内炎ができるようになった
以下のことにも注意してください。
生ワクチンの接種
感染症が生じるリスクが否定できないため、生ワクチン接種(BCG、麻疹、風疹、水ぼうそう、おたふくかぜ など)は行わないでください。
感染症の予防には風邪の予防と同じように手洗い、うがい、人混みを避けるなどの対策を行いましょう。自分自身の体調管理をしっかりと行い、このページに紹介しているような症状があらわれた場合はできるだけ早く医師または看護師に相談してください。
毎日の健康管理と、副作用の早期発見のために、シンポニー®の治療を始める患者さんには「治療日記」をご用意しています。
体調の異変を見逃さないように毎日の健康状態を「治療日記」に記入し、診察時に持参してください。
治療日記はこちらから >