体内の細胞が、他の細胞に情報を伝えるために、分泌するタンパク質をサイトカインといいます。例えば体内に病原体(ウイルスなど)が侵入すると、発見した細胞はサイトカインを分泌して、病原体を食べる細胞などに情報を伝えます。
現在発見されているサイトカインは数百種類といわれており、様々なはたらきを持つサイトカインがあります。
TNFα(ティー・エヌ・エフ・アルファ)は腫瘍壊死因子とも呼ばれるサイトカインの一つです。
免疫機能が正常な人では、体内で細菌やウイルスなどによる感染を防いだり、腫瘍細胞が発生した場合に排除したりするはたらきをします。